脱会者の声1
スピリチュアリズムでは教祖・教義は不要
――人工の教義を棄てて得た真の救い! (元・GLA会員)
私は18歳の時に、母親の友人の紹介で宗教団体GLAの医師と知り合い、その教えに心酔して会員になりました。そして34歳までの16年間、GLAの代表の高橋佳子氏から、多くのことを学びました。この間、両親もGLAに入信し、熱心に信仰するようになりました。
GLAの会員のなかには人格的に優れた方もいて、活動に真剣に取り組む姿はとても魅力的に映りました。私は高橋佳子氏の指導で、何度も深い気づきを与えられ、正しく生きることや祈ることの大切さを学ぶことができました。そして、熱心に活動に打ち込んできましたが、次第に違和感を覚えるようになりました。
最初は真実だと思えた教義も、学んでいくうちに真実とはかけ離れたものであることに気がつきました。それは、イエスや釈迦の教え、歴史的な宗教家の教説、さらには心理学、自己啓発書のたぐいをミックスしてつくり上げられた“人工の教義”であることが分かるようになりました。
また、組織の弊害が大きいことにも気がつくようになりました。多くの会員が組織活動に疑問を持ちつつも、強いカリスマを持った教祖(高橋佳子氏)の下で、組織の歯車として活動していました。組織のあり方にも馴染めなくなった私は、教義に対する確信が揺らぎ、34歳で退会しました。退会後、心の拠り所を失った私は、苦しい時を過ごすことになりました。
そうした状況の中で、インターネットでさまざまな宗教について調べるうちに「スピリチュアリズム普及会」にたどり着きました。そして、ニューズレター3号「スピリチュアリズムから見た新新宗教 GLAについて」の記事を読み、大きな衝撃を受けました。そこには、GLAの内部事情をよく知る幹部が退会して書いたのかと思うほど、GLAの問題点を的確に指摘した内容が述べられていました。私はその記事をむさぼるように読みました。同時に、普及会のホームページで公開されている 『シルバーバーチの霊訓』
と、その解説書であるスピリチュアリズムの思想体系に強く心を惹かれ、必死に読み進めました。
読めば読むほど“シルバーバーチの教え”は、GLAの教義よりもはるかに高く、奥深いものであることが分りました。私は「これこそ真実だ!」と実感し、求めに求めてきた真理を手にすることができた喜びに魂が震えました。自身の中で「スピリチュアリズムの霊的真理」と「GLAの教義」の違いが明らかになったのです。
その実感は、現在、疑問を持ちつつもGLAの会員として留まっている方や、退会したものの、生きる道しるべを見失い道に迷っている方たちに、スピリチュアリズムの霊的真理(『シルバーバーチの霊訓』)を知っていただきたいという思いに変わりました。それが『シルバーバーチの霊訓』によって救われた者としての使命であると考えています。
現在は、私がGLAで学び経験したことは、スピリチュアリズムの「霊的真理」を真に理解するために必要な時期であった、と受け止めています。教祖のカリスマや教義、人間関係の窮屈さに縛られることのない“スピリチュアリズム”という本当の救いを得た私の心は今、晴れ晴れとし自由です。そして、魂が真に救われるとはどういうことなのかを日々、実感しています。
GLAに在籍しながら組織のあり方や伝道活動に迷いを感じている方、自分で宗教を選択する余地のなかった2世会員の方には、ぜひともスピリチュアリズムの教えを知っていただきたいと思っています。そして本当の自己成長と利他愛に生きることの喜びを少しでも感じていただきたいのです。この体験談が、宗教によって苦しんできた方々の“真の救い”への足がかりとなることを願ってやみません。
福安 佑二郎(40代)